今回は、2024年9月12日(木)に開催された「人的資本経営推進セミナー」に参加してきました。このセミナーでは、山梨県の企業が抱える課題と、それに対して今すぐ取り組むべき人的資本への投資の重要性について、お話を聞くことができました。特に、「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)」を活用したリスキリングや研修マネジメントが、企業の成長にどのように役立つのかが説明され、大変有意義な内容となりました。この記事では、そのセミナーの内容と学びを皆様に共有します。
目次
- やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)とは?
- セミナー「伸びる会社は本気で人材育成と向き合っている」の概要
- 山梨県の現状と企業の教育投資の課題
- なぜ今、スキルアップが重要なのか
- 経営者が今すべきこととは
- 結論:未来に向けた人的資本経営の推進
1. やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)とは?
やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)は、山梨県が推進する「3UP宣言」の一環で、人的資本経営を強化するために設立された※リスキリング プラットフォームです。
やまなしCUUでは、「経営マネジメント講座」や「DX実践講座」など、時代に即した研修プログラムを提供し、企業の収益アップと従業員の賃金アップを目指すスキルアップ支援を行っています。経営者や管理職向けにカスタマイズされたプログラムもあり、実務に基づいた研修を通じて、従業員が学んだスキルを即座に業務に活かせるようサポートしています。詳細は、やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ公式サイトをご確認ください。
※リスキリングとは、新しい知識やスキルを学び、異なる職務や分野への挑戦を後押しする取り組みです。リスキリングの語源は英語の「re-skilling」で、直訳すると「スキル向上を繰り返す」という意味。
2. セミナー「伸びる会社は本気で人材育成と向き合っている」の概要
2024年9月12日、山梨県立図書館で開催された「人的資本経営推進セミナー」では、山梨県の企業にとって「人材育成への投資」や「リスキリング」がいかに重要であるかが強調されました。このセミナーは「伸びる会社は本気で人材育成と向き合っている」というタイトルのもと、山梨県内の経営者や管理職を対象に実施されました。
セミナーの初めに、やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)事務局による事業紹介が行われ、続いて株式会社イマジナの関野吉記氏による講演が行われました。関野氏は、人的資本経営の重要性を述べ、特に関野吉記氏は、インナーブランディングの重要性についても触れていました。従業員が企業のブランド価値を理解し、自らの役割と企業のビジョンを共有することが、結果として企業全体の成長を促進すると述べました。
最後には、実際に人的資本経営を実践する企業によるパネルディスカッションが行われ、具体的な事例や実践的なアプローチが紹介されました。
3. 山梨県の現状と企業の教育投資の課題
山梨県では、少子高齢化が進行し、生産年齢人口の減少が顕著です。このような状況下で、企業が従業員に対して十分な教育投資を行うことが、持続可能な成長の鍵となります。しかし、多くの山梨県の企業では、研修にかける時間や費用が限られており、従業員のスキルアップを支援する仕組みが十分に整っていないのが現状です。
例えば、山梨県内の企業が従業員に対する教育投資にかける年間の費用は、全国平均よりも低く、1万円から3万円程度にとどまっているという調査結果があります。また、従業員が新しいスキルを身につける機会も十分に提供されていない現状が浮き彫りになっています。「人材育成への投資」が十分に行われていないことが、結果として企業の競争力低下につながるリスクを抱えています。
やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)が提供する「経営マネジメント講座」や「DX実践講座」など多岐にわたるリスキリングプログラムは、こうした課題を解決するための強力なツールとなり得ます。特に、企業経営者がスキルアップの重要性を理解し、積極的に人的資本経営を推進することが求められています。
4. なぜ今、スキルアップが重要なのか
急速なデジタル技術の発展やAI、自動化の普及により、ビジネスの現場では従来のスキルだけでは対応できない状況が増えています。そのため、今、企業は従業員の「DXリスキリング」を推進し、競争力を維持・向上させる必要があります。従業員の成長を支援する仕組みを整え、企業経営者が率先してスキルアップの重要性を伝えることが、企業全体の成長に繋がるのです。
やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)が提供するリスキリングプログラムは、従業員が業務にすぐに適用できるスキルを習得し、企業が直面する課題に対処するためのものです。山梨県の企業がCUUのリスキリングプログラムを導入することで、従業員のスキルアップが進み、それが企業の収益アップや賃金アップにつながるという好循環を生み出すことが可能です。
また、スキルアップは単に業務効率の向上をもたらすだけではなく、従業員のモチベーション向上にも寄与します。従業員が新しいスキルを身につけ、自信を持って業務に取り組むことができる環境を提供することが、企業の持続的な成長に繋がるのです。
5. 経営者が今すべきこととは
経営者が従業員に対してスキルアップの重要性を伝え、人的資本への投資を積極的に進めることが、今後の企業成長に不可欠です。やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)を活用し、従業員が学び続ける環境を提供することが、企業の競争力を高めるための第一歩です。
まず、経営者は、企業が直面している課題を認識し、従業員にとって必要なスキルが何であるかを明確にすることが重要です。その上で、やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)が提供するプログラムを導入し、経営者自身も新たな知識やスキルを学び続ける姿勢を示すことが、従業員にとっての励みとなります。
「人材育成への投資」や「リスキリング」を実践し、従業員が持つポテンシャルを最大限に引き出すことが、企業の将来を明るくするための鍵となります。経営者が従業員の学びと成長をサポートすることで、企業全体のパフォーマンスが向上し、地域経済にも貢献できるようになるでしょう。
6. 結論:未来に向けた人的資本経営の推進
人的資本経営を推進するために、やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)の活用は不可欠です。山梨県の「3UP宣言」は、企業が従業員のスキルアップを進め、収益アップと賃金アップを実現するための取り組みです。経営者が率先して人的資本への投資を進めることで、企業の持続的な成長を確保し、地域経済全体にもポジティブな影響をもたらすことができます。
企業と従業員が共に成長し、スキルアップを進めるための「3UP宣言」は、未来への投資です。人的資本経営を本気で推進したい企業は、今すぐ3UP宣言を行い、やまなしキャリアアップ・ユニバーシティの受講を開始しましょう。これにより、企業全体が一丸となって未来に向けた成長の道を歩むことができます。
今回のセミナーに参加して、本当に有意義な時間を過ごすことができました。改めて自分の置かれている立場で、何をするべきか考えるきっかけになりました。同僚・部下に何を伝え、行動すべきか、そして未来の未来について深く考えていきたいと思います。特に、人的資本への投資や従業員との信頼関係の構築が、企業の成長において欠かせないものであることを再認識しました。今後は、今回学んだことをもとに、社内での共有やさらなるスキルアップの取り組みを進めていきたいと思います。
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